商品の説明
オリジナルは1898年にフランスで発売されたテオフィール・アレキサンドル・スタンランの画集「Des Chats par Steinlen- Images Sans Paroles」。83年後の1981年にリブロポートから日本語版が発売されました。
表紙こそ「ヴァンジャンヌの殺菌牛乳」に似ていますがポスターは載っておらず、全26ページ、モノクロの猫の素描集となっています。
以下は、2012年に入手した際、Amazonに出したプレビュー。
「スタンランの画集と思って買ったら…
2012年6月8日に日本でレビュー済み
だいぶ予想していたのと違った。「ヴァンジャンヌの殺菌牛乳」も「シャ・ノアール」もない。全編白黒の、猫の素描集である。どこかで見たような…そう、「北齋漫画」に似ている。
各ページがひとつらなりのオハナシになっていて、中には結構ブラックな話もある。ミルクポットに頭を突っ込んだ猫が、首を引っこ抜かれたり、腹を割かれたウサギが逃げ回ったり…まるっきり漫画である。
共通して言えるのは、作者が描く対象として、猫の小ズルさ、可愛い間抜けさ、わがままさを、そのまま愛し、活写している点だ。帯には「猫画集の原点」とあるが、スタンランの作品集として見るより、「猫好き画家の猫画集」と見る方が、この本の真価を現していると思う。スタンランを見たい人より、猫好きな人へ、更に言えば自分で猫の絵を描きたい人にオススメだ。もっとも、スタンランが好きなら、猫も好きなはずだが。」
ちなみにAmazonでは、現在¥12,000〜¥20,000くらい。中には¥80,000の価格が付いているのもあります。
入手時点で帯は外れていましたが本体に挟まれていて、「猫画集の原典・完全復刻」と書かれています。
全体的に(特に外装)イタミ、変色などの経年劣化が見られます。函はだいぶ傷んでいますが本体はそれほどでもなく、読む分には問題ありませんでした。
¥2,100の古本屋の値札が付いていますが、入手した時は1万円前後だったと思います。出版したリブロポートも今はなく、入手困難となっているようで、今では高騰しています。
46cm×32cm×2cmの大判です。大きさがわかるように、新聞紙の上に乗せてみました。
商品の情報
カテゴリー本・雑誌・漫画 > 本 > アート・デザイン・音楽商品の状態傷や汚れあり発送元の地域東京都